【年収アップにつながる仕事術】なぜ「記録を残す人」は評価されるのか?

【年収アップにつながる仕事術】なぜ「記録を残す人」は評価されるのか?

突然だが、あなたは“過去の自分”に救われたことがあるだろうか?
「数週間前に検討したあの件、どうなったっけ?」
「あの資料、どこにしまったかな?」
──そんな場面で、自分が残したメモや記録に助けられた経験がある方も少なくないはずである。

だが現実には、日報、議事録、進捗報告――その重要性は理解していても、「面倒」「時間がない」と記録をおろそかにしてしまう人が多い。
本記事では、「なぜ記録を残すことが、年収アップにつながるのか?」を、私の経験を交えながら徹底的に掘り下げる。

記録とは、単なるメモではない
それはあなたの成長を支え、信頼を勝ち取り、未来の報酬を引き寄せる“仕組み”なのである。


申し遅れました。
本記事の案内人、磯賀場 真我(いそがば まわれ)と申します。
かつて「使えないエンジニア」と揶揄された時期もあった私だが、
転職と海外赴任を経て、5年間で約600万円の年収アップを実現。
「もっと早く知っていれば…」と思う仕事のコツや、評価されるポイント、
遠回りのようで確実な「急がば回れ」の仕事術、年収を上げるために本当に必要な考え方と行動を伝えている。
以下の記事もあわせて読むことで、この記事や本ブログの主旨への理解がより深まるはずだ。

▶️ このブログの全体像(年収アップメソッドの概要)
▶️ 年収推移の実例(5年間で年収600万円アップの軌跡)


記録を残すだけで“信頼”と“時間”が手に入る理由

「記録を残すべきことなど分かっている。」そう思う読者も多いだろう。
しかし、分かっていても実行できていない人が多いのが現実である。
その理由は一つ、「面倒だから」である。

だが考えてみてほしい。
5分あれば済む記録作業を怠ったがために、1週間後には30分、1ヵ月後には数時間を費やす羽目になる
──そんな経験はないだろうか?
記録を残す習慣によって得られるメリットは多い:

  • ✅ 忘れていた内容を、すぐに思い出せる
  • ✅ 誰かに説明するときの準備が不要になる
  • ✅ まとめ資料の作成が劇的に楽になる

    日々の小さな積み重ねは、やがて“効率の差”“信頼の差”となって可視化される。
    これは確実に評価につながり、結果として昇給・昇格の可能性を引き上げる行為なのである。

【仕事術】「斧を研ぐ時間を惜しむ者は、木を切り倒せない」

研がれた斧が成果生む。
記録も同じだ。

これは “木こりのジレンマ” と呼ばれる教訓だ。

「斧を研ぐ時間がもったいない」
と語った木こりは、切れ味の悪い斧で延々と木を切る羽目になった。

この話は、記録を取らずに仕事を進めている我々にも通じる。
記録とは“斧を研ぐ”行為そのもの
少しの時間を惜しまなければ、その後の仕事のスピードも正確性も格段に上がるのだ。


エビデンスを残す習慣が「説得力」を生む

上司から「この件、どう考えている?」と聞かれたとしよう。
その時に問われるのは、“結論”だけではない。

  • どういうプロセスを経て、
  • なぜそう判断したのか?
    この“背景の説明”こそが、信頼と評価を勝ち取る鍵となる。

    私も新人時代、この力がなくて撃沈したことがある。
    だが後輩がExcelで思考プロセスを記録している姿を見て「これだ」と気づいた。
    そして私は、記録と検討メモを習慣化するようになった。

「やり方を知っているか、知らないか」
「それをやるか、やらないか」
この差が、未来の年収を決定づける。


会議で差をつける「議事録」と「聞く力」

議事録は単なる会議メモではない。
それは行動と結果を結びつける武器である。

  • ✅ 何が議論され
  • ✅ 何が決まったか
  • ✅ 誰が何をすべきか(宿題)

    主催者でなくとも、聞き役に徹しながらメモを残せる人は重宝される。
    特に英語会議などでは、それだけで「頼られる人材」として記憶される。

実践ポイント:

  • ✅ メモは返信メールに直接記載(再入力の手間を省く)
  • ✅ オンライン会議では、画面コピーも活用
  • ✅ 主催者や関係者だけに送る(全員には送らない)

    こうした「影のフォロー」は高確率で評価される。
    呼ばれる機会が増え、結果としてチャンスが増える。
    そしてチャンスの数は、年収アップの種である。

記録は“未来の自分”への最高のギフト

記録は、未来の自分への贈り物

人間は忘れる生き物である。
だが、記録さえあれば思い出すことができる

業務記録とは、未来の自分への“タイムカプセル”である。
電子化して資料とリンクさせれば、関連情報をすぐに引き出せる。
さらに、過去の記録を見返すことで、成長の証と自己肯定感にもつながる。

「あの時、あれだけ苦しんだ。だが今の私は乗り越えている」
その実感が、明日への行動力となる。


【実話】このブログも「記録」から生まれた

実を言うと、このブログも“記録”から生まれた
数年前から、仕事の中で「これは大切なノウハウだ」と感じたことを、私は都度メモに残してきた。

なぜなら、記憶というのは曖昧で、気まぐれだからだ。
思い出したいときに限って出てこない。
下手をすれば「重要だったことすら忘れる」こともある。

その一方で、記録していれば、忘れていても思い出すことができる。
気づいたときに書き留めてきた積み重ねが、今こうして「ブログ」という形になっているのだ。

もし記録していなければ、このブログは存在していなかった。
記録とは、自分の経験を“資産化”する手段なのである。


まとめ:記録を制する者は、未来を制す

5分の記録が、未来の成果をつくる
  • ✅ 日々の5分の記録が、数時間のロスを防ぐ
  • ✅ エビデンスは信頼を得る武器となる
  • ✅ 議事録と聞く力は、存在感を高める手段である
  • ✅ 過去の努力は、未来の自分を救う
  • ✅ 記録は、知識と経験を“資産”に変える最強の手段

「記録=コスト」と考える者は、“投資”の意味をまだ知らない。
記録とは、自分自身への最大の投資であり、年収アップへの“布石”なのだ。


📢 磯賀場 真我からひと言:

記録とは、時間と努力の“通帳”である。
残しておけば利子がつき、忘れれば価値がゼロになる。
面倒くさがらず、今この瞬間を記録せよ。
確かな未来をつかみたければ、今日の一筆が明日を変えるのだ。

健闘を祈る