
「やるべきことがあるのに動けない」…その原因とは?
頭では「やらなきゃいけない」と分かっていても、なぜか行動に移せない。
タスクは山積み。締切は迫っている。けれど、なぜか手が動かない。
かつての私も、まさにそのような状態であった。
「行動できない」という悩みは、決して怠けているからではない。
多くの場合、脳内での過剰なシミュレーションが原因である。
つまり、行動を起こす前に頭の中で「もしこうなったら」「あれが起きたら」とシナリオを繰り返し描き、
最終的に困難な場面を想定して「無理そうだ」と判断してしまうのだ。
申し遅れました。
本記事の案内人、磯賀場 真我(いそがば まわれ)と申します。
かつて「使えないエンジニア」と揶揄された時期もあった私だが、
転職と海外赴任を経て、5年間で約600万円の年収アップを実現。
「もっと早く知っていれば…」と思う仕事のコツや、評価されるポイント、
遠回りのようで確実な「急がば回れ」の仕事術、年収を上げるために本当に必要な考え方と行動を伝えている。
以下の記事もあわせて読むことで、この記事や本ブログの主旨への理解がより深まるはずだ。
▶️ このブログの全体像(年収アップメソッドの概要)
▶️ 年収推移の実例(5年間で年収600万円アップの軌跡)
先延ばし癖を断ち切る鍵は「とりあえず、やってみる」

行動を妨げる最大の敵は、完璧を求める思考である。
解決策が見えないうちは、「面倒」「できそうにない」と感じてしまい、
手をつける前に諦めてしまう。
だが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単だった、という経験はないだろうか?
まさに「案ずるより産むが易し」なのである。
重要なのは、「完璧にやる」ことではなく、「まず動く」ことだ。
最初の一歩が踏み出せれば、後は惰性でも前に進める。
仕事に手がつかないときの対処法3選
どうしても行動に移せないときは、以下の手順を試してほしい。
1. 小さな「始める」を設定する
- 「10分だけやってみる」
- 「やるべき項目をリストにする」
- 「何が難しいか」だけ書き出してみる
まずは “考えるだけ” でもいい。
→“考えるだけ”でも脳は準備を始め、
手を動かせば、思考を加速させる。
2. 「できること」と「できなさそうなこと」を仕分ける
- 手がつけられそうな部分から着手しよう
- 難しそうな箇所は後回しで構わない
→着手することで課題の輪郭が明確になり、新しい視点や解決策が浮かんでくる。
3. 行き詰まったら、人に相談する
- 先輩・上司・信頼できる仲間に話してみよう
- 話し言語化すことで自分の思考が整理され、ヒントが得られる
→「話す」=「脳内の棚卸し」になる。
自分の思考に閉じこもるのではなく、他者の視点を取り入れることで突破口が見つかる。
【真我からの喝!】その“言い訳”、聞き飽きたぞ
「今日は忙しいから…」
「まだ完璧な準備ができていない」
「アイデアがまとまったら始めようと思ってる」
「集中できる日じゃない」
「今はタイミングじゃない」
──ふむ、すべて正論に聞こえるが、つまりは「逃げ」ではないか?
自分を甘やかす言葉は、耳障りが良い。
だが、未来は厳しい。
立ち向かうべきは “完璧な自分像” ではなく、“いまの現実”だ。
習慣化のための「仕組み3選」
意志に頼らず動ける人は、行動を“仕組み化”している。
以下の3つを取り入れるだけで、驚くほど行動が軽くなる。
テクニック | やること例 | 効果 |
---|---|---|
ポモドーロ法 | タイマーで「25分集中+5分休憩」を1セットに | 集中力が持続しやすくなる |
30秒ルール | とりあえずファイルを開くだけ、1行だけ書く | 短時間ということが、始めるハードルがグッと下げてくれる |
朝イチアクション | 前日に「明日の最初にやること」を1つ決めておく | 出だしがスムーズ、迷いが消える。 惰性で継続できる。 |
小さく始めて、仕組みで継続。
「やる気」より「やり方」が人を動かすのだ。
行動こそが、成長と年収アップへの第一歩

「重い荷物を積んだ自転車の漕ぎ出し」や「山のふもとから見上げた頂上」のように、
最初の一歩が一番重く感じるのは自然なことだ。
だが、動き出せば視界が開け、状況が変わる。
新しい課題に出会うことは、行動した証拠であり、成長のチャンスでもある。
【まとめ】行動できない自分を変えるために、今すぐやるべきこと
✅ 完璧を目指す前に「まずやってみる」
✅ 小さな一歩でいい、10分だけでも手をつける
✅ 行動すれば、簡単に感じたり、課題がクリアに見えてくる
✅ 詰まったら、相談してみる(言語化の力は侮れない)
✅ 結果を見て、修正すればいい
📢 磯賀場 真我からひと言

考え続ける者は知恵を得るが、動き出す者だけが現実を変える。
道は、歩き出した者の前にしか現れぬもの。
踏み出せ、たとえ小さな一歩でも。
それが全ての始まりである。
健闘を祈る