
1. 今の給料に満足しているか?
「このまま今の会社で働き続けても、本当に給料は上がるのか?」
ふと、そんな疑問を感じることはないだろうか。
- いくら頑張っても給料がなかなか上がらない
- 会社の昇給テーブルが低く、大きな昇給が見込めない
- 先輩や上司を見ても「このまま働いていても年収は大きく変わらなそう」と感じる
もしこれらに当てはまるなら、一度「転職」という選択肢を真剣に考えてみるべきだ。
なぜなら、転職は最も効率的に年収を上げる方法のひとつだからだ。
自己紹介
申し遅れました。
本記事の案内人、磯賀場 真我(いそがば まわれ)と申します。
かつて「使えないエンジニア」と揶揄された時期もあった私だが、
転職と海外赴任を経て、5年間でおよそ600万円の年収アップを実現。
「もっと早く知っていれば…」と思う仕事のコツや評価されるポイント、
遠回りのようで確実な「急がば回れ」の仕事術、年収を上げるために本当に必要な考え方と行動を伝えている。
以下の記事も併せて読むことで、より理解が深まるはずだ。
- ▶ このブログの全体像(年収アップメソッドの概要)
- ▶ 年収推移の実例(5年間で年収600万円アップの軌跡)
2. 転職で年収アップする4つの理由
(1)転職先の給与テーブルが違う
同じ仕事をしていても、会社が違えば給料は大きく変わる。
企業ごとに給与テーブル(賃金体系)が異なるため、転職するだけで年収が数十万〜百万円以上アップすることは珍しくない。
実際、転職者の平均年収アップ額は50万〜150万円というデータもある。
この事実を知っているかどうかで、キャリアの選択肢は大きく変わる。
「今の会社で昇給を待つか、転職で一気に年収を上げるか」
——この判断が、5年後、10年後の年収に大きな影響を与える。

(2)転職者は「優遇採用」されやすい
企業は、即戦力となる人材を確保するため、転職者を高待遇で採用することが多い。
特に、専門スキルや実績がある人材なら、より好条件で採用される可能性が高い。
たとえば私も、転職後に同じ部署の年上メンバーよりも2ランク上の待遇で入社した経験がある。
企業の立場に立って考えてみれば、「この人材は確保したい」と思えば、
年収を引き上げてでも採用しようとするのは当然の話だ。
ただし、誰でも年収アップできるわけではない。
市場価値の高いスキルを持っているかどうかがカギになる。
「自分のスキルがどの程度の評価を受けるのか」を知ることが、転職成功の第一歩だ。
【転職者の平均年収アップ額(2023年調査)】
- 20代:50〜100万円
- 30代:100〜150万円
- 40代:50〜200万円(役職による)

出典:
厚生労働省「転職者実態調査」/doda「転職成功者の年収アップ率調査」/リクルート「転職市場動向レポート」(いずれも2023年)
(3)年収交渉ができる
転職時には、企業と年収を交渉するチャンスがある。
一方、同じ会社で働き続けている場合、年収は基本的に昇給制度に従うしかない。
- 定期昇給(年功序列型)
- 昇格による昇給(役職アップ)
特に定期昇給だけに頼ると、年収アップのスピードは遅い。
たとえば「毎年5,000円〜1万円の昇給」と決まっている企業では、10年働いても月給が10万円増えるかどうかという程度だ。
しかし、職務ランクが上がると昇給幅はもう少し大きくなる。
一般的には、職務ランクがアップすれば、基本給が2~5万円程度上がるケースもある。
ただし、昇格のチャンスは限られているうえ、会社の昇格基準によっては何年も昇格できない可能性もある。
一方、転職では「職務ランクアップ」と「給与水準の高い企業への移動」が同時に叶う。
これが、転職のほうが年収アップのスピードが速い理由である。
(4)転職しないと年収が上がらない人が多い
残念ながら、企業の昇給テーブルには限界がある。
長年勤めていても、年収が一定の水準を超えると頭打ちになってしまうことが多い。
一方で、転職者はキャリアアップとともに、より高い給料を提示する企業へ移ることができる。
結果として、同じ仕事をしていても転職者のほうが年収が高くなるケースが多いのだ。
3. 転職で年収アップを成功させるために
転職で年収アップを成功させるには、「ぜひ採用したい」と思わせる人材になることが重要だ。
- 市場価値を知る(ミイダス・dodaなどで年収相場をチェック)
- 複数の企業を比較する(転職エージェントを活用し、好条件の企業を選ぶ)
- 年収交渉のタイミングを見極める(内定後の交渉が最も効果的)
転職は勢いだけで決めるものではない。
「どの企業に移れば、より良い条件で働けるのか」を考え、しっかり準備することが大切だ。
転職で年収ダウンするケースとは?
上述のように、転職と年収の関係は基本的には「非可逆」であると私は考える。
非可逆というのはつまり、転職で年収が下がらないということだ。
※あくまでも基本的には。
では転職で年収を下げてしまうケースというのは、「余裕がない」転職の場合である。
・会社のリストラ対象になってしまった
・家庭、家族の事情で現職を辞める必要がある
というようなケースだ。
だが、事前に転職準備をしておくことで、年収ダウンの可能性を可能な限り下げることは可能だ。
・自分のキャリア方向性の定期的見直し
・転職先の定期的リサーチ
・職務経歴書の定期的アップデート
時間に余裕がない状態で、焦って対応/決断してしまうことはリスクでしかない。
4. まとめ
- 転職は、年収を大きく上げるチャンスになる
- 企業は即戦力を求め、転職者に高待遇を提示するケースが多い
- 転職は早ければ早いほど、生涯年収の差が大きくなる
- 転職で成功するには市場価値を把握し、交渉力を身につけることが重要
「今の会社で昇給を待つか?転職でキャリアアップするか?」
その選択が、5年後、10年後の年収を決める。
📢 磯賀場 真我からひと言
転職するつもりがあるからと言って、現在の仕事をおざなりにするな。
今の仕事に真摯に向き合っているからこそ、良い習慣化が加速する。
そしてそれは、にじみ出るオーラとなり、人となりを作って良い縁をつないでくれるからだ。
健闘を祈る